神様が初めた神棚を祀るという習慣、伝統を持っていながら、なぜ現代の日本では神棚が祀られなくなってしまったのでしょうか?
昭和20年(1945年)12月15日、つまり、日本の終戦のわずか4ヵ月後に、GHQが日本の精神的弱体化を狙って、いわゆる「神道指令」を発布しました。その中に、学校や役所のような公的機関神棚を祀ることを禁止し、現存する神棚を撤去することを命じたのでした。
世界を相手にして戦ったことの是非はともかく、当時の日本人の気力、精神力の源泉はどこにあったのか?欧米諸国が天皇に対する忠誠心を神道に求めたのは否定できません。
日本人の精神的基盤である神道を弱体させること。その日々の勤めというべき神棚礼拝をやめさせる為に、神棚を否定したのでした。