神なくて、人なし。人なくて、神なし。神と人は一体であって、対立するものでも、異なるものでもない。
神は人がいなければ寂しくなり、人は神がいなければ、人でなくなり、乱調するのみである。
御成敗式目に「神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添う」という言葉があります。
神は人間の崇敬をうけてこそ、そのご威光を増し輝かすのであり、神位を高めるのは人間の敬の心であります。また神の徳(恵み)によって、人間は運を開くのであるという意味です。
神なくば、人無し。人無くば、神なし。神人一如。神と人とは一体なのです。