神棚は、まさに感謝といのりを捧げる場です。私達の日常は、まさに当たり前の連続、故に日常と思われています。しかし、3月11日の東日本大震災や御嶽山噴火のように、ちょっとした何かが起これば、私達の生活の基礎である、生命、身体、そしてその上にある仕事や家族等が一瞬にして無くなってしまうことが示すように、私達の日常は微妙なバランス、まさに有り難きことの上に成り立っていること。つまり私達が日常と思っていることは、有り難きことの連続なのである、と。有り難い、ありがたい。そしてありがとう、感謝へとつながる。
いのりとは、生命の宣言。いのちのいのりごと。私という小さな生命が、大いなる生命と一体である喜びを叫ぶことが、ほんとうのいのりだ。神棚は感謝と祈りを捧げる場である。