私達は、どんなに客観的に幸福だと思われたとしても、自分が幸福だと思わなければ、幸福とはいえません。億単位のお金を自由に使い、豪邸に住んでいても、何不自由の無い生活をしていたとしても、幸福であるという自覚がなければ、幸福とはいえません。

遺伝子工学の世界的な権威の筑波大学名誉教授村上和男先生は、人間の誕生を一億円の宝くじを百万回連続に当たるのに等しいと言われています。私達は生まれながらにして、幸運ですし、有り難き存在なのです。

そのラッキーな存在としての自分を認めるか否かが、人生の岐れ道といっても良いでしょう。自分は幸福な存在である。有り難い存在であるという自覚、それが信仰であるのです。