‘‘ガ”とは、‘‘我”です。我執、我欲、自我です。しかし、この‘‘我”が無ければ、私は存在し得ません。身長170センチ、体重60キロ。国籍日本人。性別男。職業会社経営などなど、私の属性は様々あります。そして私を規定する様々な事柄によって、つくられた私という自我意識。
しかし、それはどれ程のものなのでしょうか。一寸の虫にも五分の魂という言葉がありますが、この宇宙の広がりから見れば、私という我が悩んでいることは、どれ程小さく、はかないことか。無限の宇宙の存在、サムシング、グレ-ト。神様、仏様等々。呼び名は何であれ、この大なる存在と、‘‘我”がかけは離れていれば、それは、糸の切れたタコのように、ただ大空を漂うだけです。カミとガがあわさり、カガミとなります。鏡に映る我々はガという衣をはおったカミ様なのです。