今回は少し違った視点から神棚を論じたい。 物理学者のフレッド・アラン・ウルフ博士は「ーつまりこういうことだ。宇宙を̪知覚する存在がなければ、宇宙は存在しない」といっている。これは宇宙を神という言葉に置き換えても同じだ。神があって、人がいるだけではなく、人があって、神がいるのだ。相即関係といっても良い。
神棚に何故手を合わすのか。目に見えない神の姿を、交流を通して表現することである。目に見えないものしか信じられない人々にとっては愚かな行為でも、目に見えないものの方がいかに多いことか?
私達が知覚している情報は、情報全体のわずか100万分の1パーセントの、半分にも満たないという。それなのに目に見えるものしか信じないとすれば、それは余程愚かながん固者にすぎない。