神棚を祀ることは、特定の宗教を信じることではありません。宗教や信仰という言葉には、本来の意味ではなく、何か暗い否定的な意味合いが付いて廻っているような氣がします。神棚は神道の形式の顕われで、神棚に祀る神々は、神道の神様であります。私は個人的には神棚に十字架や仏様を祀ってもいいと思っていますが‥。神道は宗教の体裁をもっていますが、宗教ではありません。どちらかといえば、日本人の生き方、ライフスタイルといったものといえましょう。

私達が神棚を通じて信じるものは、実は私達の周囲を囲む大生命であり、又、同時に私達の中に在る生命であるのです。私達は自分の姿を見れないように、神棚という外なる形式を通じて、大生命を、そして内なる生命を信じることになるのです。