よく「日本の神さまには、日本の桧の神棚を」などという方がいます。又「日本の神様に外国産の木でつくった神棚なんか、おかしい」などという意見もあります。
これらは一見もっともらしい風を有していますが、よく考えると、おかしな意見です。
先ず神様に国籍があるのでしょうか?日本の神様、アメリカの神様、中国の神様等々。ちょっとおかしいし、なんかみみっちい神様ですよ。ケチ臭い。力があるのだろうか心配に成ります。
そして、”木”という自然にも国境があるのでしょうか。中国の木、ロシアの木、日本の木。国産材という言葉の中には、吾が所の木が素晴しいという独善があるのですね。
神様も、木も、人間が決めた国境などに規定されるようなミミッチイ存在ではありません。