神棚が吾が家の、会社の神社です、という事は何となく理解していただけたと思います。
しかし、「あなたが神主さんですよ」といわれて、にわかに納得される方は少ないと思うのです。何故なら神道のことを専門的に勉強した訳でもないし、神職さんの行う様々な祭式の作法も知らない。ましてあの
祝詞奏上など何をいっているかも判らない。そんな私が神職だ、なんて、滅相もないことです。
私がここでいう。「神棚に於ける神職」という意味は、プロとしての神職、職業としての神職の意味ではありません。自分の信仰、自分の生活、自分の人生に於ける神職という意味です。自分と神様が直接語り合うという意味です。そこには様々な知識、儀礼の前に神様への信。つまり真が必要です。神を信ずること、神に感謝すること、誠が必要です。