このように言葉には魂があり、生命があるのです。ですからそれを大切にしなければなりません。カミという言葉の根源もいろいろあるといわれますが、その一つに「火」と「水」というものがあります。「ヒ」と「ミズ」ではありません。「カミ」と読むのです。
ヒトはどうでしょうか?「霊止」と書くというのです。「レイシ」と読むのではなく、「霊が止まるところ」。それがヒトよいうのである。何度もいいますが、火とは陽性。生命の顕現を象徴するものです。それを同じ読み方であるヒ、つまり霊と読むことができます。人が何故ヒト、霊止なのか?霊がとどまっていないならば、人間は単なる肉体、数十兆の細胞の集合体であったとしても、それは生命体ではない、死体という肉体であって人間ではないのです。