損と得という座標軸も人間の行動を動している重要な要素です。「好きー嫌い」「正しいー正しくない」という座標軸よりも重要な場合が往々にしてあります。
「嫌いだけど、得だから」とか「正しくないけれど、得するから」やるといった具合の行動指針はありませんね。それと同様に、「好きだけど損するから」とか「正しいけれど、損するから」しない、という行動原理も・・・・。
損、得という価値観は、好嫌正悪をも超える場合がありますね。
さて、「損」という字を分解してみましょう。扁は、「扌」です。つくりは、「口」と「見」です。これは私の解釈ですが、「才」はもちろん才能とか才格の才です。商才とか才能の才です。つまり頭がいいとか能力があるとかの意味です損する人は、頭が良くて、才能の有る人なのです。愚かな者は損をしないのです。