神棚マイスタ-の開運神棚講座 その52 お榊と玉串の話し

神棚に供えられるものに、お榊というものがあります。榊とは読んで字の如く、神の木でしょう。サカキは、栄える木という繁栄を意味するお目出たい意味もありますし、境の木、つまり、神の世界と俗世間を別けるという意味があります。神棚は繁栄の場であり、俗世間と分かつ清浄な場ですよ、と示すものなのです。

この常緑樹である榊を供えるというのは、前段から書いていますように、木の持つ神性をよく日本人が理解していたからでしょう。

地鎮祭など様々な祭事に、玉串奉奠(ほうてん)という儀式があります。紙垂のついたお榊を神様に捧げるのです。感謝といのりを込めて神様に捧げるのです。何故、神様に木の枝を?不思議な儀式です。しかも根を神様に向けてです。神のものを神におかえしする儀式といえましょう。