銭形平次といってピンと来る人。もう少なくなりましたよね。岡っ引きで、明神下を縄張りにしていて、大川橋蔵の代表作で・・・・と言って、ピンと来る人の方が少ない。ルパン三世の銭形警部の方がピンと来るのでしょうか。
私の子供の頃の記憶では、平次親分は自宅の火鉢できせるをくゆらせていたが、神棚を背にしていたような気がしている。しかもそれはお稲荷さんのような気がするのだ。恋女房が平次の出かける際に、火打ち石をきって、安全を祈願していた。
お稲荷さんの瀬戸物があったように記憶するのだ。なぜ平次が家に神田明神を祀らなかったのか?毎日歩いてお参りにいける距離にいたからだろうか。そして自宅お祀りする神様は、その人に合った神様だったのだろうか。武士は武神。庶民はお稲荷さんのような神様を、各々、祀っていたのかも知れない。